結論:Premiere Proでは、音声を自動文字起こしし、その結果からキャプションを作成できます。自動生成後は、固有名詞・数字・句読点・表示時間を人が確認してから書き出してください。
素材を読み込む → テキストパネルで文字起こし → 誤認識を修正 → キャプションを作成 → 見た目と表示時間を調整 → 最終確認
Premiere Proで自動文字起こしする方法
STEP1:素材と音声を確認する
会話が聞き取れる音量か、複数人の声やBGMが重なっていないか確認します。元音声のノイズが大きいほど、文字起こし後の修正が増える可能性があります。
STEP2:テキストパネルを開く
メニューから「ウィンドウ」→「テキスト」を選び、「文字起こし」タブを開きます。読み込み時に自動文字起こしを有効にしていなければ、静的な文字起こしを生成します。
STEP3:言語と対象音声を指定する
動画の言語、話者ラベル、分析する音声トラック、必要ならイン点からアウト点の範囲を設定します。日本語動画は言語を日本語にし、必要な言語パックを案内に従って用意します。
STEP4:文字起こし結果を修正する
自動結果をそのまま公開しません。人名・商品名・専門用語・金額・否定表現を優先して確認します。映像を再生しながら、該当テキストを修正してください。
文字起こしから字幕を作る方法
- 「キャプションを作成」を選ぶ
- 1行の長さ、行数、間隔などを設定する
- 生成されたキャプショントラックを確認する
- 位置・フォント・背景などをプロパティで整える
- 読み切れる表示時間か実再生で確認する
文字起こしは音声の文章化、キャプションは画面に表示する字幕です。正確な文字起こしでも、1画面の文字量が多ければ読みにくくなるため、改行と表示時間を別に調整します。
精度を上げるために人が確認する箇所
| 確認項目 | 理由 |
|---|---|
| 固有名詞・専門用語 | 一般語へ置き換わりやすい |
| 数字・単位 | 意味や契約条件が変わり得る |
| 否定表現 | 「ない」の欠落で意味が逆になる |
| 話者 | 複数人の区別を誤る場合がある |
| 改行・表示時間 | 正しくても読めない字幕になる |
字幕を翻訳する場合の注意
Premiereではキャプション翻訳も利用できますが、クラウド処理を伴い、翻訳結果の正確性は人による確認が必要です。特に商品名、法的表現、金額、文化的な言い回しは、対象言語を理解する人が最終確認してください。
自動文字起こしでできないこと
- 内容の事実確認
- 視聴者に合う言葉への全面的な言い換え
- 読みやすい表示時間の完全保証
- 固有名詞や数字の正確性保証
Premiere ProのAI機能全体を知りたい場合は、Premiere ProのAI機能でできることへ進んでください。本記事は文字起こしと字幕作成の具体手順に限定しています。
まとめ
自動文字起こしは下書き作成を省力化する機能です。生成、修正、キャプション化、表示確認の順で進め、最後は必ず映像と音声を通して確認してください。